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東日本大震災の津波被災者の語りを収めた
ドキュメンタリー映画の自主上映会を開催します。


イントロダクション
2011年10月に発表された『なみのおと』。この映画から酒井耕と濱口竜介の東北地方沿岸部での津波被災者への聞き取り活動は始まりました。その2作目となる『なみのこえ』における聞き取りは宮城県気仙沼市、福島県新地町の人々の声に焦点を絞ることで、町と個人を同時に浮かび上がらせます。そして3作目『うたうひと』は個人の体験を100年先の誰かに伝える1つのモデルとして、東北地方伝承の「民話語り」をカメラに捉えました。酒井・濱口の東北三部作は個人の「語り」とともに、それを「聞く」者の存在をはっきりと示します。「聞く」ことは、次代への伝承の条件であると同時に、震災が露にしたいくつもの分断線を越えていく術であるからです。

記録と伝承
東日本大震災の映像記録として、家庭用のデジタルカメラや小型ビデオカメラで撮影されたその場の写真や映像は正確な資料として、100 年先にも残るでしょう。しかし、こうした記録は果たして「現実感」を伝えるのに十分なものでしょうか。大災害を実際に体験した方たちはつよい現実感をもっていますが、月日の経過に伴い、体験者自身の中でも風化にして行ってしまでしょう。忘れることは、生き続ける事でもあります。膨大なデータベースの「記録」とは別に、災害に向かう「現実感」を、時間を越えて伝承していくことが必要です。
 
時代を越えた伝承
体験の「現実感」を時間と空間を隔てた人にどう届けるか。私たちはその可能性を「民話」に見ています。東北地方で多く語られる「民話」は、はるか昔から口伝えで語り継がれてきました。人から人に語り継がれる中で個人の体験談は抽象化され、その地域特有の物語として保存されたものが民話です。この民話は、その土地の地形や風習の中に入り込み、生活の中で繰り返し思い出され、時代を越えて伝わってきました。その土地で民話が語られるとき、語り手と聞き手の間に同じイメージが共有され、現実の空間と民話が重なり合います。その場に、感情を伴った強い現実感が生まれるのです。


日にち:2014年3月3日(月)
会 場:鴨江アートセンター201号室(浜松市中区鴨江町1番地)
料 金:どれでも1本1,500円、どれでも2本2,800円、3本4,000円



上映スケジュール
【午前の部】10:00〜12:25 「なみのおと」(142分)
【午後の部】14:00〜15:50 「なみのこえ 気仙沼」(109分)
【夜の部】 18:00〜20:00 「うたうひと」(120分)

※午後の部と夜の部は、上映後に30分ほど、酒井耕監督によるトークがあります。


公式サイト
「なみのおと」 「なみのこえ」 「うたうひと」


お申し込み・お問い合わせ
NPO法人クリエイティブサポートレッツ
TEL : 053-440-3176
E-mail : lets-arsnova@nifty.com


企画・主催:NPO法人クリエイティブサポートレッツ
協力:一般社団法人サイレントヴォイス
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