こまっちんぐ4 前原本光さん 中心のゆらぎ

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第4回こまっちんぐインタビューイベントは、前原本光さんをお迎えしてお話いただきました。

前原さんは、東京やロンドンに在住経験があり、御本人も都市のクラブシーンを見てきたなかで、都会での確立された音楽シーンに出会い、個人としての遊びは十分に楽しめる一方、イベントを創り上げていく楽しみや、場、インディペンデントな活動の隙間が無い印象を感じていきました。

一方、浜松でのイベントを行うことに魅力を感じていき、発展途上で、開拓のしがいがあり、関東関西の大都市に挟まれ、交通面でのアクセスも良い。他地域からのアーティストも楽しんでイベントができることを実感していきました。それは、地方都市ならではのリラックスした空気が存在していたからだったようです。

浜松の中心市街地活性化の際、東京を参考とした都会に近づけていく開発は、同等かそれ以下の街しか生まないと言います。
リラックスできる場を生んでいる浜松の現状そのものが、着目すべき点であるとも言います。
郊外全体を見て、いかに市街地が機能するかを見て、どう循環されていくかに目を向けるかが大切だと言います。
現在、インターネットにより個々人が中心となり、中心と呼ばれていた街そのものの機能を見直す時期であるといいます。
様々な場から発信のできる現在、前原さんの思いは、その場、その場での良い空間を作っていきたい。または、新しい価値観を知ってもらいたい。ことにあると言います。

インタビュー後の感想
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中心はもうない。
方向も、もう誰にも決められることはない。
声だかに再復興を求めることは、いたずらに現状を乱すことに繫がる。

今自然とあること、今発生していることを、ひたすらに目を向けていく姿勢は第一に必要である。どんな現場にも、どんな環境にも、どんな活動にも、大衆の動きの根本にある事情そのものに着目することが必要である。

人々はジャッジを求めていない。
各々が、特定の評価軸で選別される時代はもうない。
選別そのものは多様性を持つものとなるべきだ。

どちらかが大きい。どちらかが小さい。強弱の関係性は今、誰が見ても安定感を維持していない。個人が、ある特定の「やりかた」に縛られることは無くなっている。

今までの共有は半ば強制を生んでいたと感じる。この価値観が自分を変えてくれるのではないか、この価値観が救いになっているのではないか、と。

現状は、価値観そのものは自分で作って発する方法が個々人には設けられている。
何かで救われていることだけではない、個々人が各々のやりかたを模索し、生き方を見つめ直す。
その時間が誰にも変わらず在る時代になっている、と感じる。

(さとう)
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by take-bun | 2011-03-03 16:31 | イベント
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